みなさんは夜眠れない時どうしますか?
羊を数える、睡眠薬を飲む、布団から出る、小難しい本を読むなど対処法は様々だと思います。
寝つきが良くなるのでお酒を飲むという方も多くおられます。
今回は、眠る前の飲酒について考えてみたいと思います。
飲み会などで飲酒した時に、飲み会中にもかかわらず眠ってしまう方がおられます。これはアルコールによると経験的にみなさん理解されていると思います。
アルコールを飲めば緊張はほぐれ、気分が落ち着きますので、いつの間にかウトウトしてしまいます。寝つきが良くなるわけです。
この効果を期待して、眠れない夜には飲酒=寝酒という対処法をとるのです。
しかし、寝酒には問題があります。
それは、途中で起きてしまうことが多くなることです。
また、その後寝つけない・浅い睡眠が続くことです。
アルコールは摂取後から体内で分解され、4時間くらいで醒めてきます。それに伴って、睡眠が浅くなってしまうのです。アルコールの力で脳を強制的に寝かしたため、その反動が起こるのです。
全体的には睡眠の質が悪くなってしまいます。
トイレに行きたくなり、目が覚める。その後はなかなか寝つけない。そして、次の日は一日中気だるい。みなさん経験したことがあると思います。
寝酒にはもうひとつ問題点があります。
それは依存性です。
寝酒をして眠ることを繰り返していると、慣れてきて同じ量のアルコールでは眠れなくなります。その結果、アルコールの量をどんどん増やしていくことになります。
アルコールの量が増えれば、さらに睡眠の質が悪くなるのです。
このように、寝酒することは睡眠にとって悪影響を及ぼします。睡眠がうまくとれないということは、日中のパフォーマンスにも影響してきます。
寝酒を睡眠薬代わりに使用することは、NGということになります。
本日の処方箋
寝酒が良くないということは理解していただけたでしょうか?
やるべきことは、ただひとつですよね。
寝酒習慣をやめる
これにつきます。
快眠生活を送るためには、寝酒をやめるしかありません。ただ、「アルコールをやめろ」というわけではないのです。
適量のアルコールはストレス解消にもつながります。
アルコールは摂取する時間を決めることが重要です。
原則、夕食の時だけ(就寝4時間前)。それ以降は飲まないという決意をしましょう。
それでは、寝つけないという方はそれ以外の対処法を検討しましょう。
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