2012年10月23日火曜日

寝酒は危険!眠れぬ夜の対処法





みなさんは夜眠れない時どうしますか?


羊を数える、睡眠薬を飲む、布団から出る、小難しい本を読むなど対処法は様々だと思います。
寝つきが良くなるのでお酒を飲むという方も多くおられます。


今回は、眠る前の飲酒について考えてみたいと思います。

飲み会などで飲酒した時に、飲み会中にもかかわらず眠ってしまう方がおられます。これはアルコールによると経験的にみなさん理解されていると思います。

アルコールを飲めば緊張はほぐれ、気分が落ち着きますので、いつの間にかウトウトしてしまいます。寝つきが良くなるわけです。

この効果を期待して、眠れない夜には飲酒=寝酒という対処法をとるのです。


しかし、寝酒には問題があります。

それは、途中で起きてしまうことが多くなることです。
また、その後寝つけない・浅い睡眠が続くことです。




アルコールは摂取後から体内で分解され、4時間くらいで醒めてきます。それに伴って、睡眠が浅くなってしまうのです。アルコールの力で脳を強制的に寝かしたため、その反動が起こるのです。
全体的には睡眠の質が悪くなってしまいます

トイレに行きたくなり、目が覚める。その後はなかなか寝つけない。そして、次の日は一日中気だるい。みなさん経験したことがあると思います。


寝酒にはもうひとつ問題点があります。

それは依存性です。




寝酒をして眠ることを繰り返していると、慣れてきて同じ量のアルコールでは眠れなくなります。その結果、アルコールの量をどんどん増やしていくことになります。

アルコールの量が増えれば、さらに睡眠の質が悪くなるのです。



このように、寝酒することは睡眠にとって悪影響を及ぼします。睡眠がうまくとれないということは、日中のパフォーマンスにも影響してきます。

寝酒を睡眠薬代わりに使用することは、NGということになります。



本日の処方箋

寝酒が良くないということは理解していただけたでしょうか?
やるべきことは、ただひとつですよね。


寝酒習慣をやめる

これにつきます。
快眠生活を送るためには、寝酒をやめるしかありません。ただ、「アルコールをやめろ」というわけではないのです。
適量のアルコールはストレス解消にもつながります。

アルコールは摂取する時間を決めることが重要です。
原則、夕食の時だけ(就寝4時間前)。それ以降は飲まないという決意をしましょう。


それでは、寝つけないという方はそれ以外の対処法を検討しましょう。

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