睡眠時無呼吸症候群とは、一体どんな病気なのでしょうか?
睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に息が止まること。
そして、それによって日常生活に様々な障害(症状)を引き起こす病気です。
今回は、睡眠時無呼吸症候群の原因について記事にしたいと思います。
では、なぜ睡眠中に息が止まってしまうのでしょうか?
前回の記事で「いびき」について少し触れました(コチラ)。
いびきは、睡眠中に気道(空気の通り道)が狭くなり、そこを空気が通ることで振動し音がすると説明しました。無呼吸の場合は、その気道がほとんど閉塞しているために起こります。
睡眠に仰向けで寝ると重力の関係で、舌や喉周辺の組織が気道を狭くします。睡眠中に筋肉が緩むことも、気道を狭くする原因となります。
これに加え、以下のような項目がある方は気道が狭くなりやすく、閉塞してしまう(無呼吸になる)可能性が高いと言えます。
① 太っている
② 首が太くて短い
③ 加齢による筋力の低下
④ 舌などが肥大している
⑤ あごが小さい、後退している
⑥ 口呼吸
以上をまとめますと、睡眠中にはどんなヒトでも気道が狭くなるが、「肥満」や「あごが小さい」などがあると、無呼吸になってしまうということです。
ご自身、ベッドパートナーがこれらの項目に当てはまるようだと、睡眠時無呼吸症候群の可能性があるかもしれません。
ただし、無呼吸であっても日常生活に支障をきたしていない場合もあります。
その場合は、睡眠時無呼吸症候群とは診断されないこともあります(後日詳しく説明します)。
睡眠時無呼吸症候群の原因については、理解いただけたでしょうか?
わからない点はありましたら、お気軽にコメントしてください。
そして、次にでてくる疑問は日常生活に支障をきたしているというのは、どういうことか? ということです。
次回は、睡眠時無呼吸症候群の症状についてまとめてみたいと思います。
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